Step6 ギンネム和紙作り・完成

記念すべき第1弾が10月23日に完成しました!

乾燥したら和紙の完成です。皮はぎから和紙漉き作業まで1日平均8名、延べ74人工の作業になりました。
本事業では約230㎡内のギンネム約1,500本を駆除し、そのうち若木(450本程度)の樹皮を和紙原料として半紙サイズのギンネム和紙、約40枚(3.7㎡)に再生することができました。

事業開始前にはギンネムの再利用という難題をどう解決するか?社内外で沢山の協議を重ねた結果が『ギンネム和紙』でした。和紙の製法を調べ、実際に和紙として再生できるかどうか不安もありましたが何とかカタチになりました。
強度面や技術面など課題は山積していますが、小笠原のすき間産業としてひとつの可能性を示すことができたのではないかと考えています。
駆除されるだけの外来種を様々なカタチで資源活用し、経済面やエネルギー面の自給自足を目指していく。堆肥化やエネルギー利用などまだまだ可能性は無限大です。
またこのような機会があれば、島の皆さんと共に可能性を模索していきたいと考えています。