環境省 誘客推進事業 三日月山修景伐採 10月7日より随時更新中!

New 【12月3日更新】事業のノベルティ作成までの動画をUPしました
    

【事業主旨】

この風景がどう変わるかご期待ください!

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けている地域経済の再活性化に向けた取り組みに対して支援される「令和2年度(補正予算)国立・国定公園への誘客の推進事業」に当社の提案が採択されました。

父島が誇る夕日スポット、ウェザーステーション。
以前は気象観測所の建物から兄島や弟島も見渡すことができたそうです。
この事業では、景観を阻害している外来種ギンネムやアカギ、ガジュマルを伐採・剪定しウェザーステーションからの眺望改善を目指します。
さらに、この環境省補助事業で発生した木材は廃棄するのでなく、幹は製材して板材に。樹皮も和紙として甦えらせます。

『外来種』『景観阻害樹木』とはいえ有用な資源です。私たちは今回の事業を通して、島に眠る資源の活用方法を地域の皆さんと一緒に模索していきたいと考えています。
実は外来種を含めた小笠原の樹木はマホガニーやローズウッドといった高級木材に匹敵するほどの可能性を秘めてるそうなんです。資源の少ない小笠原では貴重な資源ですよね。
将来的には生態系保全やインフラ維持管理など公共事業から算出される樹木資源を有効活用することで、地域の産業振興とかエネルギー利用に繋げていくことを夢見ています。

事業選定要件にもなっている「イベント開催」も10月24日に開催を予定しています。
このイベントでは私たちが普段生態系保全事業で実際に行っている『生態系保全伐採』の技法を皆さまにご披露します。併せて、解説員による生態系保全の重要性や意義、小笠原の取り組みなど、観光で来られたお客様だけでなく、島っ子にもわかりやすくESD(持続可能な開発のための教育)要素を含めた解説をして参ります。

なお、今回の事業は小笠原の観光事業者様にも多くのご参加をいただきます。
普段、観光にかかわる皆さんとの協働事業で生態系保全に関する視点だけでなく、観光の視点も学ばせて頂きながら事業を推進するだけでなく、生態系保全の最前線にも今後活かしていくことをお約束致します。
事業の流れは下記の通り、随時更新して参ります。
皆さま乞うご期待を!

【事業行程】
 (各Stepの写真clickで、詳細ページが開きます)

Step1 ギンネム修景伐採 10月7日からスタート
Step2 ギンネム和紙作り
皮はぎ 10月7日~10月21日
Step3 ギンネム和紙作り
煮熟、水さらし 10月21日~11月5日
Step4 ギンネム和紙作り
叩解 10月21日~11月5日
Step5 ギンネム和紙作り
紙漉き、乾燥 10月22日~11月6日
Step6 ギンネム和紙作り
第1弾が10月23日に第1弾が完成しました!
Step7 ウエザーステーション横・アカギ
生態系保護伐採イベント 10月24日&11月1日 動画あり
Step8 アカギ製材
丸太から板へ 10月26日~11月6日 動画あり
Step9 アカギ製材
板からスタンドへ加工 10月28日~12月2日
Step10 いよいよノベルティ完成 
第1弾が11月5日に完成しました
  • Step11 ギンネム萌芽再生抑止処置
  • Step12 ガジュマル修景伐採(日程決定次第お知らせ)
  • Step13 施工後観察ツアー、メンテナンス1回目(12月6日実施)
  • Step14 メンテナンス2回目(1月実施予定)

上記、事業のながれは、天候や進捗具合により前後する場合があります

小笠原を紹介するWebマガジン「Bonin smile」にて、今回の事業が紹介されました。